NIPTとは
NIPTは非侵襲性出生前遺伝学的検査とも呼ばれ、妊娠9〜10週以降に母親の血液を採取して行う検査となっています。
おなかの中で成⻑する赤ちゃんはお母さんと胎盤で血管を通してつながっていて、その血管から赤ちゃんに栄養が送られています。そのため、赤ちゃんのDNAの一部がこの血管を通じてお母さんの体内へ移動して、お母さんの血液中に少量存在するのです。これがお母さんの血液を検査することで赤ちゃんの情報がわかる理由です。
NIPTのメリットとしては、妊娠9〜10週という早期にできる検査であって胎児に影響を与えることなく検査ができる事が挙げられます。ただし、お母さんの血液を使用して検査するので確率は低いですが、お母さんのDNA情報を検査してしまう可能性があり、確定診断ではありません。
NIPTはあくまで赤ちゃんが染色体異常を持つ可能性の高さをみる検査に過ぎない事を念頭に入れておく必要があります。
NIPT検査では、赤ちゃんが、21トリソミー(ダウン症)や18トリソミー(エドワーズ症候群)、13トリソミー(パトー症候群)という染色体異常をもって産まれてくる可能性が分かります。妊婦が高齢であるほど赤ちゃんが染色体異常疾患をもって生まれてくる確率が高くなる事が知られており、NIPTはそのような病気を調べられる検査になっています。

検査結果について
検査結果は陽性・陰性・判定保留の3つのいずれかになります。
- 陽性
- 赤ちゃんが染色体異常をもって生まれてくる可能性が高いということです。
- 陰性
- 赤ちゃんが染色体異常をもって生まれてくる可能性が低いということです。
- 判定保留
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陽性か陰性か今回の検査では判定できなかったということです。
検査の性質上、0.3%の確率で判定保留になってしまうといわれています。
この場合はもう一度NIPT検査を受けるか、別の検査に変更するかなどを再度相談していただく必要がございます。
料金について
料金については以下になります。
※別途、診察料や手技料等がかかります。
NIPT (非侵襲性出生前遺伝学的検査) |
250,000円(税込 275,000円) |
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